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放送大学同窓会連合会 第19回通常総会模様

5月28日(土)、29日(日)の二日間にわたり、幕張国際研修センターにおいて、放送大学同窓会連合会の第19回通常総会が開催されましたので、その模様を報告します。

1日目は、最連合会初に第1部として、総会が開催されました。冒頭、矢野連合会会長からの指名で、今年3月に発足した福島同窓会の斉藤会長から挨拶がありました。会員41名でスタートした。本日皆さんの仲間入りができました。よろしくお願いしたいとの挨拶があり、岩手を残して最後から2番目の発足とのことでした。続いて、この度の熊本地震で被害にあわれた、熊本の石和会長と大分の川野会長からそれぞれ、お礼の挨拶がありました。内容は地震後、いち早く矢野連合会会長はじめ各方面から激励のメールや電話を頂いきありがたかった。また義援金もいただいたことも紹介されました。幸い役員については大きな被害はなかったが会員全員についての把握はまだできていないとの報告がありました。

続いて、同窓会OBの川上さんの指揮で、全員で学歌を歌いました。
議長は栃木同窓会の須藤会長が選ばれ、議事に沿って進められました。第1号議案のH27年度活動報告から、第5号議案のH28年度役員改選(案)について、矢野会長から報告と提案がありました。主な質疑内容は以下のとおりです。第1号議案では、地区同窓会は全国一巡したのか?(鹿児島)。これに対し、各地区3~4回目となっており定着してきた。ただ、全県には至っていない。幹事は持ち回りなので協力をお願いしたい。(矢野会長)今年は、品川プリンスホテルでの「卒業・修了祝賀パーティー」の参加者が少なかったとの報告があったが、以前はどうだったのか?(佐賀)。前々回は805名だった。卒業者の開示がないので、過去と単純比較ができない。(矢野会長)などの質疑や連合会のホームページの再構築についての概要説明、平成27年度祝賀パーティー実施報告等がありました。その他第4号議案まで説明があり、原案どおり承認されました。第5号議案では、新会長に津野さん(京都)、新副会長に網倉さん(山梨)等の新役員の提案があり原案どおり承認されました。続いて、第2部の検討会では「SC、サークルと学友会、同窓会の三位一体活動」をテーマに、同窓会活動アンケートの結果報告(齊藤理事)、6地区交流会実施報告(津野副会長)がありました。交流会実施報告について、資料として配布して欲しいとの要望があり、津野副会長から別途配布するとの回答がありました。九州地区は特に広いし沖縄もあるので、国柄も多様である。そういったなかでの地区交流会では、事前に資料で意見を頂いてからの議論をしたことから有意義な会となった。(熊本)行事をするときの障害保険のことだが、学籍のない同窓会員がいるので、連合会として保険を提示するなどの方法は考えられないか。(大阪)詳しいことはわからないので、調査をしてみたいとの回答があった。(津野副会長)

最後に、放送大学本部の來生副学長から以下の所感がありました。議論を聞いていて、自分が来た6年前に参加したときより連合会の規模が拡大しており、学習センターと一体となった活動がさなされ支援いただいていることがわかった。ネット利用に関していえば、コンピュータ化を進めていく方向である。放送大学の最大の課題は財政の問題であるので、双方向性を持たせたオンライン授業を拡大していきたい。パソコンが使えない学生にはコンピュータを使ってもらえるような授業を考えている。現状でも授業はあるが、必ずしも初心者のために役立っていない。また学習センターで実施しているブロック会議での話題は「地域貢献」であった。放送大学は一般の大学と違ってボランティア経験の豊富な学生がいるため、放送大学の特徴としてアピールできないか検討している。同窓会や学友会の力を借りたいと思っている。

2日目は情報交換会が行われました。最初に現在検討中の新ホームページについて紹介があり、意見交換をしました。基本構成として、閲覧は対象者により、4つのパターンを用意することでセキュリティを確保すること、すべての同窓会の会報を掲載することなど概要説明がありました。

意見として、セキュリティが甘いとの指摘がだされた。(広島)これに対し千葉では同意書をもらって掲載しているとの意見がだされた。一般企業ではホームページにプライバシーポリシーを掲載し最低限のセキュリティが確保されていることや、一般大学の同窓会ではパスワードなしでだれでも閲覧できることなどが紹介された。(東京)いずれにしても、個人情報に係ることから慎重になりながらも、前向きに検討することで落ち着きました。

島根同窓会のホームページは、基本的に会員と島根学習センターからのリンクの学生のみを閲覧対象にしていることから、閲覧対象者が広がることにつては再度検討が必要と感じました。

その後、すべての同窓会から、事前提出の報告シートを中心に活動のトピックスの紹介がありました。共通の悩みとして、①役員の高齢化と後継者不足、②財政の問題、③同窓会の魅力や存在意義、④新規会員数の減少などがあげられました。

地域貢献の強化などの案がでましたが、課題の発表に時間がとられ抜本的な解決案がでないまま終わり、消化不良の感がありました。
いずれにしても、島根同窓会のように、学習センターに存在感を示すような活動をすることが、まず必要と感じました。(文責:石川)