放送大学同窓会連合会 第20回通常総会模様<大学本部図書館3F大会議室>

5月27日(土)、28日(日)の二日間にわたり、放送大学本部において、放送大学同窓会連合会の第20回通常総会が開催されましたので、その模様を報告します。

1日目は、最初に第1部として、総会(通常)が開催されました。全員で学歌を歌ったあと、津野連合会会長からの指名で、議長は栃木同窓会の須藤会長が選ばれ、議事に沿って進められた。第1号議案のH28年度活動報告から、第5号議案のH29年度役員改選(案)について、津野会長他関係役員から報告と提案があった。主な質疑内容は以下のとおりである。第1号議案では、特に同窓会連合会ホームページの再構築について詳細説明があった。①セキュリティの強化、②対象者毎に公開制限すること、③5月から開始するとの報告があった。他の活動報告及び2号議案については、異議なく承認されたま。続いて3号議案のH29年度活動方針及び活動計画(案)、4号議案の予算案の審議に入り原案どおり承認された。5号議案のH29年度役員選任案の提案があり、原案どおり承認された。

第2部として検討会で、最初に來生学長の講演があった。
講演は以下の3つの課題について話があった。

1.「教育における新時代」として、21世紀の教育として、①従来不足していた「専門性を高める必要ああること、②各学問のエッセンスを提供すること、を検討している。
2.「放送の新時代」として、今後は常時2ch放送が可能となることからこれに対応した内容に変更していく。各chに個性を持たせ、例えば1chは大学の倫理に沿った、平等性を重視しした内容に、2chは放送の論理に沿った、人気のある番組内容にするなど、今後検討していく。
3.「学習センターの新時代」として、①本部と学習センターの意思疎通の改善を図る、②本部に直接採用職員を配置し連携の仕方を検討する、③学生の減少により余剰のある他の大学の施設の共同利用などで、学生数を増やせないか、など今後検討したい。

続いて続いて検討会があり、地区交流会の報告と今後の方向について、各幹事同窓会から報告のあと、岡田、池田、宮本の各副学長から所感をいただいた。

2日目は情報交換会が行われた。事前に提出した報告シートに基づき各参加同窓会から順次活動報告がなされた。主な議論としては、

①助成金の事務処理が複雑であり簡素化して欲しいとの要望に対し、補助の性格上、必要項目は削除できないが、簡素化に努めたいとの回答があった。
②ホームページのパスワードの現状について、質問があり、会員だがみえるサイトに掲載されており、会員限定となっているとの説明があった。
③ネットが使用可能な会員数について質問があり、神奈川では約40%がネット会員で連絡等に利用しているが、会報はネットでは送付していない。
④茶話会の会費について負担状況について質問があり、兵庫では。入学時の茶話会では同窓会が2万円負担している、卒業式の茶話会は、学習センターが負担している。
⑤研修旅行の費用負担状況について質問があり、主催はセンターだが、企画は同窓会というところがあった。基本的には費用は個人負担、または予算オーバーした部分については個人負担、講師謝礼が必要な場合は同窓会が負担しているとの意見があった。
⑥会費について議論があったが、各同窓会とも区々であり結論はでなかった。大まかな状況は、年会費500円のところが5組織、1000円のところが15組織、1000円以上のところが2組織、1万円で終身のところが6組織などであった。
⑦会報について、各同窓会あては今後メール送信することとなった。

すべての同窓会から、報告シートや情報交換会での共通の悩みとして、毎年のことであるが①役員の高齢化と後継者不足、②財政の問題、③同窓会の魅力や存在意義、④新規会員数の減少などがあげられた。東京の斎藤会長より、学友同窓会について、「検討元年」にしたらどうかとの意見もあった。

こちらも毎年のことであるが、報告に時間がとられ抜本的な解決案が議論できないまま終わり、消化不良の感があった。いずれにしても、島根同窓会のように、学習センターに存在感を示すような活動をすることが、まず必要と感じた。
(文責:石川)