第7回中四国同窓会交流会参加報告

同窓会長 竹下靖彦

2019年12月7日(土)~8日(日)に、毎年恒例の交流会が高知市「オリエンタルホテル高知」にて開催され、私と佐藤副会長が参加した。
今年度は四国地区で高知学友同窓会が当番となり、中四国すべての同窓会から会長・副会長と連合会から会長、副会長、事務局長が参加して開催した。

開会挨拶を高知学友会同窓会長から「遠路高知まで早朝より来県され、実りある交流会を期待したい」との挨拶があり、高知学習センター所長から「センター設立25周年、同窓会設立10周年となり、記念誌発刊に向け準備中である」旨の歓迎挨拶があった。

放送大学岡田副学長より「放送大学新時代へ」の講演が行われ、2学期学生募集結果年々入学者が低下している。理由として「入学する学生の質、年代や属性の変化が生じていて、リピーターが増加する一方新規の入学者が減少し、学位を求めないため学生も増加していて、大学設立当初から変化している。」「社会人の多様な学び直しや生涯学習のニーズに応え、新たに単位認定を前提としない様々な学びの機会を提供する。」「大学ではVision’17プラン」は人生100年で新たな生涯学習のため、①教育内容:教養教育の新時代、②教育放送:教育放送の新時代、③教育組織:学習センターの新時代として、大学の魅力を高める新たな取組を総合的展開・発信する。今後30年間を視野に入れたプランであると展望を語られた。

連合会佐枽会長からは「2018年で全国隈なく同窓会を設立したが、新たな組織的問題点が発生する可能性があり、連合会の指導力が問われる状況である。各同窓会では民主的な運営に努めてほしい。大学同様会員の社会的活動の把握に努めてほしい。」と話された。

交流会では、事前に各同窓会より「情報交換会報告シート」に基づき、①活動報告、②同窓会会員・学生のユニークな活動紹介の報告を行った。活動報告では、会費の徴収問題、会員増対策問題、卒業生と在学生の統合問題、学習センターとの友好関係問題、助成金申請問題等について、現状報告から成功例事例を聞き、その対策に取り組むべき課題について教訓を学んだ。

参加しての感想は、会員が増加しない対策として、安易に学生を加えることで解消するのか、卒業生に対し何をもって魅力を実感されるのか、果たしてその方策はあるのか、設立10年を目前にして模索の時期ではないだろうか。と改めて実感した次第である。