平成28年度第2学期学位記授与式・卒業を祝う会が開催されました

平成28年度第2学期学位記授与式が、3月26日(日)午前11時から島根学習センター3階第1講義室で開催されました。第2学期は教養学部20名、大学院2名の方が卒業・修了され8名が出席された。また、初めての卒業は14名でした。最初に佐々学習センター所長より学位記が卒業生・修了生おひとりお一人に手渡され会場の出席者とともにその栄誉を讃えました。

次に佐々学習センター所長から式辞があり、まず、第2学期の単位認定試験は思いもよらぬ大雪になりましたが、受験者の皆様はさまざま困難を乗り越えて終えることができたことを述べられた。また、今回、84歳の方が1999年4月に入学し、18年間の勉学の末、このたび卒業されたことを報告された。昨年11月12日には、島根学習センターの開設20周年の記念式典、公開講演会、祝賀会を開催したが、祝賀会における岡部学長と出席者の皆さんとの写真撮影や和やかに談笑する姿は印象に残った。この時期、島根は神在月で,また、60年に一度の平成大遷宮も終えたところでしたが、改めてセンターの設立の意義を再確認できた。卒業生も自分の成果をみつめ直し、生まれ変わる力を願われました。

続いて来賓として足立前学習センター長と3回目卒業の会長に代わり石川同窓会副会長から祝辞がありました。足立先生はこの3月で客員教員を退任されるにあたり学習センター所長として、面接授業の折衝にあたって出会った先生がたの思い出をなつかしく回顧された。石川副会長は中国の季節の変化の故事や儒学者佐藤一斉「言志四録」を引用しながら、内外の厳しい社会の中で、放送大学で学んだことを活かし社会貢献してほしいと述べられた。

在学生を代表して心理と教育コースの北垣秀俊さんが送辞を述べられた。この日を迎えられた先輩方はそれぞれ平坦な道のりではなかったはずですが、試練を乗り越えられた向学心でよりよい学びの場になるよう励みたいと述べた。続いて卒業生を代表して心理と教育コースの吾郷宰子さんが答辞を述べられた。はじめに前日の東京NHKホールで開催された学位記授与式で北海道学習センターの方が99歳で4度目の卒業で特別表彰を受けられたとき会場は大きな拍手でつつまれ大変感動したことを報告された。ご自身は51歳のとき退職され、保育士を目指し全科履修生として入学した。面接授業での心理学実験のレポート、広島での脳の心理学の授業、肥後客員教員の心理学セミナーなど、卒業まで10年間の数々の思い出を述べられた。

続いて客員教員から卒業生おひとりお一人に花束の贈呈や会場を退場されるとき大きな拍手でご卒業を祝福しました。

続いて会場を4階第2講義室に移し同窓会主催の食事会を兼ねた「卒業を祝う会」を開催し卒業・修了生7名が出席されました。はじめに石川同窓会副会長、佐々学習センター所長の挨拶がありました。石川副会長より出席の卒業・修了生全員が同窓会に入会され、念願の会員100人越えが達成されたことを報告された。また、学友会より学友会会員の卒業生に手作りの記念品が贈呈された。続いて卒業生修了生よりこれまでの苦労話や感想、今後の抱負が述べられた。再入学する人、院に進む人、ちょっと休む人といろいろですが、時間はアッという間に過ぎ和やかな雰囲気の中で閉会した。

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