放送大学同窓会連合会 第21回通常総会模様<大学本部 図書館3F 大会議室>

5月26日(土)、27日(日)の二日間にわたり、放送大学本部において、放送大学同窓会連合会の第21回通常総会が開催されましたので、その模様を報告します。

1日目は、最初に第1部として、総会(通常)が開催されました。全員で学歌を歌ったあと、津野連合会会長からの指名で、議長は栃木同窓会の須藤会長が選ばれ、議事に沿って進められた。第1号議案の2017年度活動報告から、第6号議案の2018年度役員改選(案)について、関係役員から報告と提案があった。主な質疑内容は以下のとおりである。

第1号議案では、会議の開催報告、大学との連携・地区同窓会交流会報告、2017年12月10日岩手同窓会の設立が報告され同窓会の全国化が達成され、これにより同窓会連合会全国化委員会の任務が終了したことが報告された。続いて2017年度卒業・祝賀パーティー実施があり今年度はコストダウンを図ったが内容に不満の声はなかったとの報告があった。同窓会報のホームページ掲載状況の報告があり、全51同窓会のうち34同窓会がホームページ掲載を実現できた。会員限定ページへのパスワードについては将来的に不要となるようにしていきたいとのこと。その他の活動報告及び2号議案については、異議なく承認されたました。続いて3号議案の2018年度活動方針及び活動計画(案)、4号議案の予算案の審議に入り原案どおり承認された。5号議案の連合会会則改定(案)について提案があり原案どおり承認された。6号議案の2018年度役員選任(案)の提案があり、原案どおり承認された。続いて同窓会の全国化を達成したことに対し來生学長より表彰を受けた。

第2部として検討会で、最初に來生学長より「マルチチャンネル時代の放送大学 <生涯教育の新たな展開>」との演題で講演があった。

講演は、昨年度の総会時の内容をVisin’17に昇華させたものということで、設立以来から今日までの放送大学を①教育課程からみたもの、②学園法から見たもの、③放送法から見たものという認識の上から、マルチチャンネル化の導入に伴う選択肢、21世紀中葉に向けての放送大学の方向、それにおける課題等について話があり、まとめとして、放送大学の新たな組織形態・学則変更の可能性として①231チャネルの資格所得関係講習への期待、②入学金、授業料に頼らない収入構造の確立について話があり講演を終了した。

続いて、地区交流会の活動報告が6地区の開催地の同窓会から報告がされ、來生学長、池田副学長から所感をいただいた。
おもな、質疑として大学側から2017年2月から学期ごとに卒業者の名簿を許可をもらった人から同窓会へ提供をすることを可能にしたが、個人情報保護の観点からルールに基づいた適正な管理運用が必要であり、具体的な方法は別途連絡したいとの周知があった。

また、來生学長からは各学習センターは地元自治体と強い結びつきがあり、協力関係をつくり、地域の生涯学習教育に貢献したいとの話があった。

今年は都合で初日のみの参加であったが、その中でも 多くの同窓会から、報告シートや総会の議論の中で、共通の悩みとして、毎年のことであるが①役員の高齢化と後継者不足、②財政の問題、③同窓会の魅力や存在意義、④新規会員数の減少などがあげられた。詳細は報告シートを参照願いたい。(文責:石川)