SDGsをテーマとして講演とパネル・ディスカッション

他団体ACAセミナー自主学習会との共催事業
「SDGsをテーマとして講演とパネル・ディスカッション」

島根同窓会は他団体との共催事業活動に取組んでいるが、今年度はACAセミナー自主学習会との4回目の事業となった。
11月9日(月)14:30から、出雲市役所3階庁議室にて、聴講者60人が参加。放送大学からは同窓会員と在学生が12人参加した。

本テーマのSDGsとは持続可能な開発目標で、2015年に国連で採択され、2016年5月に全閣僚を構成員とする「SDGs推進本場」を設置し、下部組織として行政、民間セクター、NGO、NPO、有識者、国際機関、各種団体を含む幅広いステークホルダー(利害関係者)によって構成される「SDGs推進円卓会議」における対話を経て、同年12月の「SDGs実施指針」を決定したことを受けて、取り組まれている。

最近やたらとメディアや行政の首長が色鮮やかな円環状のバッチ姿を見かけるが、理解できなかったことが今回の事業で認識できた。
目標は貧困や飢餓の撲滅、ジェンダー平等、人や国の不平等の是正、地球環境の保全など17項目にわたって2030年度までに達成するとの呼びかけである。
ところでこのSDGsと私たちが取組む課題について、遠藤郁哉弁護士は私たちの日々の行動にこそ、目標達成のカギが隠されており、ポイントは目標12の「つくる責任つかう責任」あり、エコ消費に取組もうと呼びかけた。

続いてのパネル・ディスカッションは、パネラーとして出雲市で消費活動に取り組んでいる団体から活動が報告され、放送大学島根学習センター小仲事務長が放送大学の特徴と、県庁在職中に取組んだ“しまねの子育て協同プロジェクト”について、幅広い地域住民等の参画により、学校・家庭・地域が、連携・協同しながら、地域総がかりで子どもの成長を支え、地域を創生する活動を紹介した。
(文責・竹下靖彦)