月別アーカイブ: 2016年2月

公開講演会「在宅医療と地域包括ケアの推進」開催のお知らせ

団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保できる体制(地域包括ケアシステム)の構築が急がれます。
このたび、下記のような公開講演会が開催されることになりました。多くの方の参加を期待しています。

日時: 平成28年3月12日(土) 13:30~15:50
会場: 松江市白潟本町43 スティックビル 5階 交流ホール

・基調講演 「在宅医療と地域包括ケアの推進」
講師 田城 孝雄 (放送大学教授)

・パネルディスカッション「在宅医療と地域ケアの現状と課題」
パネリスト
高木 博 氏 (松江市健康福祉部介護保険課長)
野津 立秋 氏 (松江市医師会会長)
高橋 京子 氏 (島根県訪問看護ステーション協会理事)
藤原 伸二 氏 (島根県介護支援専門員協会理事)

コーディネーター
田城 孝雄 (放送大学教授)

公開講演会に続き、16:00から「看護師・医療関係者のための学位・資格取得説明会・個別相談会」が講師として高橋さとみさん(放送大学広報課専門職)をお迎えし、同じスティックビル3階の第1講義室で開催されますのでご参加ください。

お申し込み: 放送大学島根学習センター
Tel. 0852-28-5500        E-mail shimane-sc@ouj.ac.jp

 

 

 

平成27年度卒業研究・修士論文発表会が行われました

2月7日、公開講演会に引き続き「平成27年度卒業研究・修士論文発表会」が開催されました。多くの方が参加され、活発な討論が行われました。

発表者は次の通りです。

・品川隆博さん (生活と福祉コース)
研究テーマ: 過疎の農山村地域での地域福祉活動の現状との今後の課題
・難波幸夫さん (修士・社会経営科学プログラム)
研究テーマ: NPO法人の財務管理と運営管理について-実務体験を通して
・坂田真一郎さん (修士・社会経営科学プログラム)
研究テーマ: 漁船の居眠り海難の調査と提言
・福頼尚志さん (博士・社会経営科学研究プログラム)
博士課程研究経過報告: 地方消費者行政における「消費者の自立」の支援

各発表者は研究テーマに対して非常に意欲的に取り組まれた様子が伝わってきました。今後ともこの研究がさらに進展されることを期待します。

公開講演会「松江城天守国宝指定の秘話」を開催しました

2月7日、島根学習センター3階の第1講義室において公開講演会 「松江城天守国宝指定の秘話[国宝指定の決め手は] -国宝・松江城天守完成時の祈祷礼と堀尾氏の宗教的背景-」と題して、今回の国宝化に向けて文字通り陣頭指揮をとられた松江市史料編纂室の稲田信氏を迎え,非常に多くの参加者を得て行われました。

講演の内容は

・松江市での国宝化に向けての動き
・松江城国宝指定に至る伏線(1)
・松江城国宝指定に至る伏線(2)
・松江城築城にかかわる史料-後世の文献で語られてきた松江城築城物語-
・城戸論文の指摘(昭和41年「仏教芸術」60号において、城戸久氏が発表)
・平成24年5月21日 祈祷礼再発見(市内寺社史料調査により松江神社で)
・祈祷礼と堀尾氏の宗教的背景(1) 松江城の鬼門と裏鬼門(千手院・報恩寺)
・祈祷礼と堀尾氏の宗教的背景(2) 高野山・龍生院
・築城に際し行われた三態、三様の祈祷 (鎮物 三点、鎮宅祈祷礼 四枚、祈祷礼 二枚の写真から)
・現在に伝わる4枚の松江城古写真から (明治27年、市民有志の手によって松江城は崩壊の危機を免れた。 松江城を大切に思う市民の心には歴史がある。)
・これから何をすべきか-継続的な史料調査と研究体制の必要性-

のように非常に多岐にわたるものでしたが、特に祈祷札の再発見とその祈祷札が掲示されていた城の地階の柱の釘穴が見つかり一致したときのお話は感動的であった。
今後、計画に沿って「松江市史」(全18巻)の刊行のために、継続的な調査や研究の必要性を説かれました。